荻窪のうなぎ屋「安斎」でうなぎ 

うなぎ屋「安斎」さんは、荻窪駅から5分ほど歩いた住宅街の中にある質素な佇まいのお店。

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いろんな意味でユニークなお店ですが、ネットでの評判を見ていると、どうも愛好者の方々には、強く支持されている様子。やはりユニークな店であれば、ツボにはまると、そういうことになるのでしょうか。


まず下調べの結果、このお店はほぼ「完全予約制」であることがわかりました。ただ、予約なしでは絶対にダメということもないようなので、よくわからないのだけど、行く人は必ず予約して行くようです。

そして、予約したその時間ほとんどちょうどぐらいに、予約したうなぎが出来上がります。

これには一長一短があります。

◎このシステムが向いている人
  忙しい人
  ともかく食べる物のみに関心がある人
×向いていない人
  うなぎはゆったりと食べたい+雰囲気も楽しみたい。
  高価なものだからすぐに終わってしまうのがいやだ。

お店の立場で考えると、小さいお店なので、どんどん回転はさせるために必要かもしれません。当日は、そこまで客がひっきりなしに来ているという様子でもありませんでしたが。似たような「完全予約」のお店で、「田川」というお店があるようですが、あまり評判が良くないようなので、今回は行きませんでした。


メニューは基本的に白焼きと、うな丼。
電話で予約するときに、合計何匹かを聞かれます。


うな丼と、白焼きを18時に予約し、5分前に到着しました。  


店構え…。

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住宅街の中にありがちな質素な佇まいです。


店内はこんな…

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テーブル席は、2卓しかありませんが、上には座敷があるようです。
うなぎ屋のテーブル席には、あまり環境の良いのがないのですが、空いていたこともあり、わるくはないテーブル席と思いました。

給仕さんは、中年の女性の方ですが、一生懸命にきちっきちっとやっていきます。

禁煙なのは心からありがたい。


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白焼き、肝付き 3000円(税込み)。

殆ど予約時間ちょうどに白焼きが出来上がりますので、日本酒の熱燗がほしいときには、早く言っておかないと、白焼きが冷めちゃいます。

甘味があり、とても美味しいのですが、ともかくトロトロねばねばヌメヌメです。
柔らかで、箸でつまむのに苦労するぐらい。
スプーンがあれば食べやすいぐらいです。

☆☆☆☆

美味しいことは美味しいですが、3000円はちょっと高いと思う。

付属の肝焼きは、普通の美味しさ。
☆☆☆

この肝焼きも絶賛しておられる方もいるので、私の味わい方が足りないのか(?_?)


個人的には、白焼きだけなら、☆4つぐらい(「とても美味しい」)だと思ったのですが、これが次の「八海山」とあわせると、絶品の美味しさです。
☆☆☆☆☆

しかし、食べ終わったときに、ご主人に「八海山と合いますねー」と尋ねたのですが、とくに意識はしていなかったご様子。「単品でも美味しいはず」ということを言っておられたかな…。たまたま何かの偶然で「八海山」を使うようになったのか。


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お酒「八海山」900円、お通し600円。
ちょっと高い感じします。

お通しの「生ハム」っぽいハムの下には香の物と、クリームチーズ?があります。

「生ハム」っぽいものは、「生ハム」ではなくて「ロース生ハム」という全く別のもの。
「生ハム」と「ロース生ハム」の違いは、洋梨と和梨の違い以上に、たぶんメロンとリンゴ、もしくは、トマトとスイカぐらいの違いがあるかもしれません。要するに全く違う製品と考えるほうが実態に即している。

香の物はごく普通の香の物ですが美味しくはない。
☆☆

ところがこの「香の物」を絶賛する情報も見かけたので、日によって違うのか、最近味が落ちたのか、はたまた好みの差なのかは、私にはわかりません。不思議としか思えない。

ともかく普通に考えて、お通しは疑問。
☆☆

もしかしたら、このロース生ハムに、漬物とクリームチーズをくるくるっと丸め込んで食べたら、ものすごい美味だったのか?(笑) ちょっと試そうという気にはならないけど…。



18時13分、うな丼と肝吸いが出されました。

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うな丼肝吸い付きは3000円(税込み)。

うなぎにはとても照りがあります。

あっぷで…

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この照りは、他のお店ではちょっとないもので、工夫されているのかなと思います。

またこの見た目とは違い、タレはとても薄味ですが、旨み甘味はありました。バランスはわずかに醤油が立っていますがまあまあ。もしかしたら素材の旨みを邪魔しないようにということなのでしょうか。

うなぎはふわふわのとろとろで、皮までとろけるようです。
これも辛口の八海山とよく合います。

しかし、ねばねばぬめぬめがあり口ざわりは良くない。旨みは感じますが、白焼きもうな丼のうなぎも、とろとろ過ぎて舌触りはよくありません。ねっとりして粘りが出ています

また、蒲焼の焦げの香ばしさを楽しむということは、方針の中に無いようです。

ご飯は柔らかすぎですが、ふっくらでわりかし美味しかったです。炊き立てだったからでしょうか。ただ全部食べるほどタレの旨みは感じなかったので、残してしまいました。

好みは人それぞれですが、個人的には、旨みがあるのとヌメヌメ感を相殺させて、
☆☆☆
ぐらいでしょうか。

ともかく柔らかいのが好きな人向けだと思います。


柔らかい鰻といえば、尾花(日記)もかなり柔らかいですが、尾花と違うのは脂の残り具合でしょう。尾花のは柔らかいけどさっぱりしていて、ぬめりはありません。

尾花さんのは上品なかんじ。安斎さんのはいかにも「うなぎ」っていうかんじ。
よく鰻がつかめずにぬるぬる逃げていくというのがありますが、そんな感じでしょうか。


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肝吸い。

肝吸いもとてもユニーク。
口にした瞬間、「塩湯?」と思いました。
もともと肝吸いは、うなぎがこってりなので薄味にするのが普通のようですが、薄味というのともまた少し違うかんじです。よく飲んでいると、旨みが少しあることは気が付きます。
☆☆☆

この肝吸いも絶賛している人はしているので、私にはよくわかりません。


最後にみかんを一つ、出していただきました。
写真を取り忘れてしまったのですが、普通のみかんまるっと一つ出てくるだけです。

以上、すべて食べ終わって30分で、合計7500円でした。


接客はとくに問題はありませんでした。


一生懸命に工夫して、このうなぎを完成させたのかなと思うのですが、私の中では30分で7500円の満足度はありませんでした。


お気に入り度は、

☆☆

です。



もし次に行くとしたら、白焼きと八海山オンリーで楽しみたいと思います。
でもそれでも4500円なので、んーーーと考えてしまいます。

他のお店でも八海山を置けばいいのに。


基本的にうなぎについては、ふわふわとろとろなところは良いですが、それを超えてぬるぬるねばねばです。脂の旨みはあるわけですが、舌ざわり口ざわりがわるすぎます。また食べ終わってからけっこう長い間口の中に生臭さが残ります。うなぎで生臭さが残ったのは他ではあまり経験はありません。

世の中の志向として、柔らかいものほど優れていると考えられがちということはあります。また確かに魚の脂は美味しい。さらにまた、舌の上で脂っこいものを感知する神経は、旨みを感知する神経に近いそうで、脂っこいものばかりを繰り返し食べていると、脂っこさと旨みの区別がつかなくなり、脂っこいものでないと美味しく感じなくなるそうです(それを「脂肪味覚」というそうな…)。

魚の脂の旨みなら、私は大トロがのいいな。うなぎは只でさえ脂肪の多い魚なので、それをあえて沢山残さなくても、脂肪の旨みは十分にあるはず。そのための江戸前の蒸しだと思う。


口の中の生臭さとともに、荻窪から渋谷まで戻り、アイスクリームを食べに行きました。




レストランの記録

この記事は楽天ブログ「月水金」よりの移植です。





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