Sarlat(サルラ)へ、ぶらりローカル線の旅 

滞在していたボルドーから、週末にローカル線で日帰り旅行に出かけました。

この日の目的地はSarlat(サルラ)。
ペリゴール地方の小さい町で、中世の町並みが残っている、わりあい有名な観光地です。

http://www.sarlat.com
Office de Tourisme

駅でいうとSarlatですが、町の名前はSarlat-de-Caneda。
ボルドーもあるアキテーヌ(Aquitaine)圏にあります。

ボルドーからだと、フランス国鉄SNCFのローカル線"ter"で西方向にドルドーニュ川(La Dordogne)に沿って内陸へ向かいます。

ものすごく計画していかないと、その日のうちに戻ってこれないので、実はそれほどぶらりでもなかったりします。ぶらりが許されるほど、フランスのローカル線の本数は多くない。


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10時半ごろに Bordeaux St-Jean駅を出発です。


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これは1等車両。
かなり余裕があります。

2等でも十分に広いので、空いているときには問題ありません。


ボルドーを出て40分ぐらいたつと、Saint-Emillion(サンテミリオン)の駅に着きます。

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(行きは良い写真がとれなかったので、帰りの写真で代用。)

ワイン好きには有名なサンテミリオンだけど、こんな小さな駅なんです。

実はボルドーに何十年も住んでる人でも、「え?サンテミリオンの駅?ワイン積み出しだけだよ。」みたいなこと言うぐらいなんですが、ちゃんと人間も乗り降りできます。彼らは普段車ばかり使うので、電車のことにあまり詳しくなかったりします。ガイドブック見た旅行者のほうが詳しかったりすることもある。ただ、止まる電車の本数はそんなに多くはないです。


もちろん、ブドウ畑の風景が見られます。

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農家の写真には古いワイン用のタンクが見られます。使われているかは不明。

サンテミリオンはサルラよりも、かなりボルドーに近いところにありますが、ブドウ畑はサンテミリオンより内陸に入ってもしばらく続いていました。


途中の超田舎駅での光景…

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なんとも、きゅーとな光景でした(^-^)


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こんな平和な田園風景が延々と続きます。

もうちょっと天気がよかったらもっときれいだったのにと思いますが、今年の3月はほんと天気わるかった。


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これはドルドーニュ川の上流。

終点のSarlatに到着するまでに、何度もこの川を右岸から左岸へ、左岸から右岸へと渡ります。

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こんなところもありますので、川くだりを楽しむことの出来るスポットがあるみたいです。

どうせ車でないと行きにくいと思いますが・・・。


電車から外を見ていると、突然、見事な城砦が…

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これはベナック城(Beynac)。

この中どうなってるんだろうって、すごく興味あるのですが、ここに行くにはタクシー使うか、レンタカーを借りるかしかないらしいです。

タクシーは往復40ユーロぐらいって言っていたかな。。。
よく覚えてないので、ちがっていたらすみません。


この城の付近を過ぎると、ドルドーニュ川から離れ、少し北上すると終着駅Sarlatに到着です。


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たぶん、10分ぐらい歩くとSarlatの中心地区に着きます。

着いたときにはOffice de Tourisme(観光案内所)はお昼休みでした。
大体、12~14時にランチ休憩とるみたいです。

2時間まるまる・・・。
ほんとフランスだなぁ~って思います。


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これはOffce de Tourismeのすぐ近くにあるCathedral of Sarlat Sacerdos (サンサセルト教会)。
聖Sacerdos Limogesにささげられたとのこと。

もとは1317年にサルラの司教区が出来たときにさかのぼり、そのとき古い修道院が教会になったそうです。また、この塔は12世紀に作られたそうです。

というわけで、たぶん、この教会は12~14世紀の建築ということだと思います。


塔の下あたり、入り口の上には…

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かなり古そうな彫像があります。


内部はこんなふう…

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教会の前の広場にはこんな建物もあります…

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Maison Natale d'Etienne de La Boetie (ラ・ボエシの家)。

17世紀前半に建築された、イタリアルネッサンスの影響の見られる様式です。
ラ・ボエシさん(1530~1563)というのは、モンテーニュさんの友人の作家だそうです。

建物の17世紀前半というのと、ラ・ボエシさんの生きていた年代が合わないですが、よくわからないです。


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迷路のような路地や石造りのアーチ。

なぜか、そういうものにひかれます。
私はいろんなものの「構造」に魅力を感じるのです。


路地の広くなったところなど、そこかしこにフォアグラのレストランがあります。


教会の外側をぐるっとまわって、裏のほうに行くと…

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これは、Lanterne des Mortsと呼ばれるもので、lanternは灯、Mortsはdeathsで、死か死者か。

死者の魂を導くための灯と考えられているようです。
多くは12世紀に建築され、このSarlatのものもそのようです。

建物のところにあった説明文の内容を訳すと、「ベネディクト会修道士の墓地の真ん中に立てられ、その建築様式はフランスに独特のものである。ロマネスク修道院の典礼に密接に関係している。」となるようです。


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この建物は "Hotel de Gisson" と呼ばれるもので、15世紀の建築だそうです。

もとは13世紀のもので、その後100年戦争の後に装飾され、貴族の館のような塔が付けられた、ということのようです。


くねくねした路地を散策していると…

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桜の木がありました。

風の強い日で、桜が桜吹雪のように散る散る。。。


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これはかなり古い街壁の一部です。
あとでわかったら年代を書きますね。


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塔があったので…

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中に入って登ってみました。
人が住んでいるみたいでした。

これは Hotel de Carbonnier de Marzac で、15世紀のものだそうです。


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螺旋階段を登ると…

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窓から町並みが見えました。

中世みたいだぁ~。。。

・・・とミーハーな感想。


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降りて、路地を抜けて少し歩くと、広場に出ました。

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さらに路地に入り・・・

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いろんなアーチを抜けて・・・

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「中世気分」を味わい・・・

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この見事な建物のある広場に出ました。。

これは、Palais Episcopal (Bishop's Palace=司教の宮殿)と呼ばれる建物で、17世紀のものだそうです。

北側のファサードは15世紀の建築で、17世紀の建築の部分は1900年に劇場にするために完全に作り直されたとのこと。


古い建物っていうのは、ほんとに味がありますね。

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これは電車の橋なのでそんなに古くないはずですが…

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ローマの水道橋みたいです。



あわただしく電車に乗りボルドーへ。


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最後に、Sarlatの歴史を、Wikipediaのフランス版からかいつまんで紹介しておきます。

Sarlatは、古くは修道院の周りに発展した都市で、さかのぼれば、修道院は少なくとも9世紀には存在していたことは確からしいです。ペリゴールには6つの大きな修道院があったけど、SarlatのCarolingian修道院だけは、ドルドーニュ川の端にあることと、貢物をしたことにより、バイキングに襲われずに済んだのだそうです。

修道院は独立でいることができたが、1153年にローマ法王の庇護の下に入り、1125年と1160年にロマネスク様式で再建され、1318年に当時の法王John22世によって立てられた司教区の司教座になったとのこと。

その後、ときにはその城塞や周囲の城に守られて軍事的な拠点として機能し、ときには占領されたりしながら、幾多の戦火を乗り越えてきましたが、フランス革命のときに司教区がなくなったのに伴い、Sarlatは150年の眠りにつきます。そして最近の数十年の間に再び活気を取り戻してきたのだそうです。



月の港ボルドー特集

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コメント

(*ノェノ)キャー

なんともロマンティックな駅の光景でしょうか。映画のようですね。
どのショットも本当に綺麗。
フランスにも桜があるなんて知りませんでした。v-252

rokogirlさん

駅の二人はほんときゅーとですよね~。
よく見ると二枚目のでは荷物沢山で手がふさがってる男性を女性が抱きかかえるようにしてちゅってしてるし、三枚目のでは女性が男性のほうみてる。
偶然ですがいい写真がとれました(^^ )v

桜は多分、趣味で植えてる人がときどきいるんでしょうね。。。
日本びいきな人かも。
けっこう日本は人気あるみたいです。

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