囲碁の「半目」とは(囲碁のルールのこと) 

検索キーワードで気になったので、軽く解説しておきましょう。

テレビの囲碁の番組などを見ていると、「半目勝ち」とか「一目半勝ち」とかいう言葉が出てきます。
この半目というのは何なのか、初心者の人は気になるところだと思います。

まず、囲碁というのは、黒と白の石を交互に打っていって、最後に囲った陣地の広さが広いほうが勝ちというゲームですが、最初は黒から打ち始めることになっています。すると最初に打った黒のほうが有利なので、互角の人同士のゲームではハンディキャップをつけて調整します。

プロの場合は、現在そのハンディキャップは6目半ということになっています。何年か前は5目半、その前は4目半でした。(目というのは、「もく」と読み碁盤の縦横の線の交点の数です。)

ここで、「半」をつけるのは、引き分けが起きないようにするためです。

ハンディキャップは「コミ」と呼ばれ、ハンディが6目半のときには、「黒6目半コミ出し」と言われます。黒の陣地から、6.5目差し引くということです。

例えば、終局の時点で、黒の陣地が50目でき、白の陣地が45目できたとします。コミが6目半のときには、黒の陣地から6.5目差し引き、43.5目になり、白のほうが1.5目多くなります。すなわち、白の1目半勝ちとなります。

もし、コミが整数値、たとえば6目とすると、黒50目、白44目のとき、黒のほうはコミ6目を差し引いて44目になり、引き分けになります。(引き分けのことを「持碁」(じご)といいます。) とくにプロの碁では、引き分けが出るともう一回打たなければ雌雄が決しなかったり不便なので、意識的にコミに半目をつけます。

このとき、コミを6.5目にするかわりに、6.1目にしたり、6.7目にしても、勝敗に違いは生じないことは明らかですね。それならということで、分かりやすくちょうど真ん中の0.5目=半目にしています。つまり、0.5目のぶんは、ルール上「ハンディを6目にした上で同点の場合には白を勝ちにしましょう」という意味であり、0.5目=半目という数値自体は便宜的なものです。

何目のコミにすれば、黒番と白番が対等に近くなるのかは難しい問題ですが、現在の6目半のコミで、大体互角のようです。これは囲碁の戦法の技術の進歩によって変わってくるので、6.5目でなく7.0目のほうが実際互角に近いということも有り得ます。しかし、そうすると引き分けが頻繁に起きるようになってしまうので、コミ7目というルールにはなかなかならないと思われます。


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