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ボルドーの老舗フランス料理店"Le Chapon Fin"でフレンチのディナー 

ボルドーのレストランを語るには、このお店は絶対に外せないというのが、ボルドーきっての老舗料理店の Le Chapon Fin(ル・シャポン・ファン)。

別に私が「ボルドーのレストランを語る」必要は全くないのだけど(だれにも頼まれてないし(笑))、ここまできたら外せないと思ってしまいました。

ル・シャポン・ファンは、ミシュランでは長年の一つ星。 個人的には「ミシュランなんかなんぼのもんじゃい、ケッ」と思ってるけど、一応有名なガイドブックだし、参考にならなくもなく、そう書けば興味持ってもらえるかもってことで、書かせてもらいました。わが日本の誇る?「地球の歩き方」にもラ・テュピナとともに乗っているし、地元の人のグルメ談義には必ず登場するような定番のお店です。


お店のHP
cityvox fr.
cityvox en.


1825年創業、有名な画家トゥールーズ・ロートレックも頻繁に通い、伝説の舞台女優サラ・ベルナールも鳥の料理を好んだなど、著名人にも愛された誇り高きお店。1933年ミシュランガイドがレストランに三ッ星を与えるようになった最初の年に、三ッ星を獲得したお店のうちの一つだったとのこと(星を獲得したお店は33店あったらしい)。

地元のジャーナリストの知り合いは、一度訪れて確かに美味しかったけど、少し高かったという感想でした。


20080401_05_LeChaponFin01 Le Chapon fin の店構え。 お店のHPによると、1960年にいったん閉店し、1987年に再開。2003年以来、BoyerとBocuseの愛弟子(star pupil)であり、Pauillacの二つ星Cordeillan-BagesでThierry Marxの下で働いていた Nicolas Frionさんという人がシェフの座を受け継いでいるそうです。



20080401_05_LeChaponFin11 ゴージャスと評判の店内。 ネットのグルメサイトの情報ではドレスコードありということだったのだけど、実際にはそうでもないようでした。とはいえ、もちろん、半ズボンとかTシャツはやめといたほうがよいでしょう。お客さんの殆どはスーツやドレスですが、カジュアルな格好の人もちらほらいました。とくに観光客の人はどうしてもそうなりがち。


20080401_05_LeChaponFin23天窓からは明かりが。ボルドーの高級レストランは自然の光を意識しているところが多かった。他のレストランの写真も見ていただけるとわかりますが、どのレストランもディナーでも普通に写真が取れました。Le Chapon fin も同様。視覚を制限する暗すぎる照明は料理に自信のあるお店ならぜひ避けてほしい。せめてテーブルの上だけは明るくするなどもできるはず。


20080401_05_LeChaponFin05 お店の奥のほうはこんなふうなゴツゴツした岩で埋まっています。 お店のHPによると、historical monument歴史記念物として登録されているとのこと。


20080401_05_LeChaponFin10独特の雰囲気ですが、評判は良いみたいです。


20080401_05_LeChaponFin14テーブルのセッティングetc.

白いクロス
花にキャンドル
きれいに磨かれたグラス・・・

感謝。。




20080401_05_LeChaponFin04メニューを見るときに、アミューズのようなものが出されます。これを食べながらいろいろ作戦を練るわけですね。これはよくあることです。

しかしこの一皿が非常に素晴らしく、最初の段階で非常に期待が膨らみました。
☆☆☆☆☆

右上のは小さいトマトに飴のコーティングがあり、岩塩が乗っていました。


20080401_05_LeChaponFin12アミューズの左下のものです。
白いのはチーズから作ったらしい。
チーズは地元のオッソ・イラティ。
日記1 日記2

二品ともうまかった。




メニューを選ぶ前に美味しいもの出すのは、上手い手、ですよね~(笑)

それにつられたわけではないですが、デギュスタシオン(沢山の種類を味見)のコース78ユーロに、赤白のグラスワインを1杯ずつ9ユーロ×2をつけました。グラスワインが一皿につき1つ付くアップグレードもありますので、沢山飲める方は試されると良いと思います。余程それをしたかったのですが、ぐでんぐでんになりそうだったのでやめておきました。

フランスではどこに行っても、マクドナルドでも、1ユーロ100円ぐらいの使い出しか元々なかったので、78ユーロは7800円の感覚です。今のフランスではそう思っていないとお店のことを正しく理解できないと思います。この物価はお店の努力の及ばないことから来ているので。とはいえ、私の懐へのダメージは12000~13000円(>_<)


20080401_05_LeChaponFin15アミューズ
アスパラガスの?に小さい具が入っています。薄い塩味。
☆☆☆☆+


20080401_05_LeChaponFin17パン

小さいバゲットのほうは温めてなかったですが、良いパンでした。
☆☆☆☆++



20080401_05_LeChaponFin28 コーンブレッド
☆☆☆☆☆

これが大変美味しく、1回ぐらいおかわりしました。





20080401_05_LeChaponFin1820080401_05_LeChaponFin19

Grand Vin de Bordeaux
Chateau Villa Bel-Air
2004 Graves
Appellation Grave Controlee

20080401_05_LeChaponFin20 辛口すっきりでフルーティさもある白ワイン
☆☆☆☆☆




20080401_05_LeChaponFin21一番奥の背広の若い人かその手前の年配の紳士がメートルドテルさんかフロアマネージャーさんだと思うのですが、よくわかりません。オーダーのときに手伝ってくれたのが若い人でしたが、よく対応してくれました。フランク&フレンドリーで良いエナジーを感じたな…。

手前の年配の紳士は非常に格調が高い感じがして、いかにも老舗のフランス料理店という雰囲気の方でした。この方を見に行くだけでも来店する価値があるかも…。





20080401_05_LeChaponFin22テーブルもうまってきました。しだいに満席になるわけですが、こちらでは大体どのお店も8時ぐらいから埋まってくるのが一般的です。それまで何してるのか?はわかりませんが、そういう習慣みたいです。

店内の様子を観察していると、一回料理を数人の席に出すときに、給仕さんたちの息が少し合わない場面があったりして微笑ましかったですが、よくオーガナイズされていて、そつはなかったし、逆にすました雰囲気ではありませんでした。



20080401_05_LeChaponFin24フォアグラのスープ

旨みと香ばしさがあり、とても美味しかった
☆☆☆☆

ここでの☆数は私という個人にとって普通に美味しいが☆3つ、とても美味しいが☆4つ、感激するほどなら☆5つ。ここではあくまでも「お気に入り度」です。



20080401_05_LeChaponFin25感激するほどかどうかは、食べる人が違えば感想も違うでしょう。絶対的一般的な評価はあり得ないと思っているので、それも「ミシュランがなんぼのもんかい」と思う一つの理由です。

絵画にたとえれば、世の中にはロートレックやクリムト大好きな人もいるけど、私にとってはいまいち。美術品として価値が高く一般に人気があるのは当然既知ですが、私にとって価値がある情報は自分が見るべき絵かどうか。



20080401_05_LeChaponFin26鴨の焼き鳥
ちゃんと竹串なのが面白い。



20080401_05_LeChaponFin27普通に美味しい。
☆☆☆

肉がパサパサで堅かったのがざんねん。

日本人に焼き鳥出すのはやっぱり覚悟がいると思う。



20080401_05_LeChaponFin29オイスター、トースト、ソーセージ
赤ワインのソースとコリアンダーのソース



20080401_05_LeChaponFin30さっくりしっとりした歯ごたえもよくてとても美味しい。
☆☆☆☆+



20080401_05_LeChaponFin31LA RIVIERE
2004


 20080401_05_LeChaponFin33




20080401_05_LeChaponFin32フロンサックの2004年
香ばしい良いワインでした。
☆☆☆☆☆

魚介料理まだ残ってるので白ワインも残しています。

このお店のソムリエさん、なんでこのタイミングで赤ワイン持ってきたのか、浅学の私にはわかりませんでした~(^^;)次の魚介料理には、ソースや味付けの関係で赤が合うって意味?それなら言ってくれないと・・・。素人の私には・・・。



20080401_05_LeChaponFin34サンジャックとエスカロップ
トマト

サンジャックは、聖ヤコブのことで、その象徴がホタテということで、ホタテのことはサンジャックと呼ばれます。聖ヤコブはサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の関係でこちらではよく話に出てきます。




20080401_05_LeChaponFin35ホタテは甘みがあり、くさみはなし。ジューシーに出来ていました。
☆☆☆☆++

ホタテは普通に調理すると独特のくさみが出やすいので見事だと思います。



20080401_05_LeChaponFin37白ワインとあわせたら、いっそうすばらしく
☆☆☆☆☆



20080401_05_LeChaponFin36トマトはソースとかアクセントの意味合いか。



20080401_05_LeChaponFin38ハト

ボルドーでハト食べるのは多分三回目ぐらいかな。

ここでもレアを勧められました。
好みでなければ後から火を入れられるしということで。
これは多分基本なんでしょうね。

お皿もしっかり温めてありました。




20080401_05_LeChaponFin39焼き加減非常にすばらしく、やわらかで香ばしくよかった。見るからにおいしそうでしょう~。

ただ、ソースが醤油ソースなんだけど、甘くしすぎです。とても、とても残念。相殺して
☆☆☆

これはもう西洋人と日本人(というか私個人)の感覚の違いでしょうかね~。日本人でも甘口が好きな人いるけど。。。




フロマージュのお時間です~♪

20080401_05_LeChaponFin40

先ほどの白髪の給仕さんが、ワゴンをガラガラと押してきてくれました。

おなじみのチーズばかりで嬉しくなっちゃいますが、そんなに沢山食べられないです。

奥のブルーチーズはスティルトン。





20080401_05_LeChaponFin41 サントモール・ド・トゥーレーヌ
ルブロション
カンタル
エポワス・ド・ブルゴーニュ




20080401_05_LeChaponFin42これはルブロション
二番搾乳で作るというチーズ。
re-blocherは、再び搾乳するという意味でそれが名前の由来というのは有名な話。
現代でも同じようにしてるかはわからないけど、二回目の牛乳は濃くなるので美味しいという話もある。逸話によると税金逃れのために、一回目の搾乳で絞りきらずに残しておき、徴税人がいなくなったところで二回目の搾乳をするということだったといわれています。

写真でもわかるように、むちむちっとしていてミルクがとても美味しい。
素晴らしいチーズの一つです。




20080401_05_LeChaponFin44小さいデザート
生クリーム、イチゴ、キウイをあわ立てたもの
☆☆☆+



20080401_05_LeChaponFin45デザート




20080401_05_LeChaponFin46チョコムース
舌触りは良いのだけど甘すぎでした。
☆☆



20080401_05_LeChaponFin48バニラアイスクリーム
☆☆☆++

一般に、ボルドーではバニラアイスはどこでも美味しかったような気がする。



20080401_05_LeChaponFin49小菓子

カヌレに見えるのは、カヌレ型のケーキで、カヌレではありませんでした。

全部食べると、食べ過ぎになりそうだったので、持って帰ってもいいですか?って。。
このお店でも頼みました。



20080401_05_LeChaponFin5020080401_05_LeChaponFin51

これがそれ・・・。

アーモンド形のチョコが増えてる(笑)
細かい気遣いですが、感謝です。


接客は上の写真のお二方はよかったのですが、他の女性の給仕さんと、ソムリエさんが、ときどきぞんざいなことがありましたよ。ソムリエさんが、水の器をドンとテーブルに置いたときには、ん?と思いました。


以上トータルで、96ユーロ。


ハトの甘すぎる醤油ソースと、甘すぎるチョコムースで、かなりトーンダウンしてしまいました。

それ以外で、☆5つが最初のアミューズ前の小皿と、コーンブレッド、ワインも考慮してのサンジャック2つでは、値段どおり十分に満足とはちょっと言いがたい。観光客向けの値段という印象。

お店側に有利に仮に1ユーロ100円として、78ユーロを6皿で割って、1皿1300円。
小さいパサパサの堅い焼き鳥一つが1300円は、ひいき目に見ても高いです。
そこまでとる技量は私には伝わってこなかった。



お気に入り度は

☆☆+

です。



月の港ボルドー特集
レストランの記録 ボルドー編





コメント

w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

全てが繊細な感じですね~
見た目は素晴らしい。こんなお料理出てきたらどきどきです。
チーズの断面図がおいしそうでたまりません。
甘すぎるソースありますね。
きっと私が想像してる以上に甘いのだと思いますが。

rokoちゃん

チーズ美味しそうでしょう~。

ソースは、醤油を甘辛くしてるのだけど、私には納得できなかったなー。みたらし団子ならいいんだけどね(笑)

例のうなぎ店シリーズでも21件中、うなぎのタレが甘すぎると書いたのはたしか1店だけだったと思うから、それで私の甘辛の基準がわかると思います。そんなに偏ってはいないはず。

こんな盛り付け、絶対アメリカ人には
信じられないだろうなぁ・・・と思いながら見ました。
フランス料理にも、醤油ソースが使われたの゛驚きました。
こういう甘口味なら受けるの゛すかね?

96ユーロも出したのに、お気に入り度は☆☆なん゛すね。残念゛すね。

BlueBlueberryさん、こんにちは

盛り付けは、分量が少ないからでしょうか~(^^ )

醤油やわさびはフレンチレストランでもときどき見かけましたよ。。普段食べない西洋人には、それだけでサプラーイズってことで、喜ばれるのかもしれません。ただ普段から食べ慣れてる日本人には難しいかも。。。

新しいものに挑戦していくことは良いのだけど、お客にはベストのもの出さないとね。醤油使うなら、日本に来て良い日本料理店とか、それこそうなぎ屋とか、20~30軒ぐらい食べ歩いて、研究してからのほうがいいと思う。醤油は癖の強い調味料なので。その上でなら、あとは料理人の好みと私個人の好みのマッチングの問題だから、仕方ない。どっかのミシュランみたいに絶対的評価なんかではないし。

96ユーロで☆2つは、96ユーロも勘案してのお気に入り度ですよ。ワインが2杯で18ユーロも、ボルドーにしては他の店の倍以上とってるイメージ。料理は78ユーロだけど、50ユーロぐらいなら納得できる。トータルで60ユーロぐらいなら最低☆4つはいけたと思う。イマイチなのをスルーして考えられるので。同じボルドーで別の一つ星のお店では、似たようなデギュスタシオンメニューが75ユーロで料理6種とワイン6種でした。そこには☆5つつけました。

なるほど。
確かに、値段とおいしさは比例させて、評価しますね。。。

BlueBlueberryさん、こんにちは

料理一つ一つは値段わからないし、味だけのお気に入り度なのだけど、お店の評価は値段雰囲気接客も含めて、全部トータルで見てのお気に入り度なのです♪

ミシュランの☆数って味の評価って言ってるけど、お店を「味だけ」で評価するなんてナンセンスですよね~。

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