サンジャン・ピエドポール(St-Jean-Pied-de-Port)、城塞とピレネー山脈 

今回はサンジャン・ピエドポール(St-Jean-Pied-de-Port、以下サンジャンPDPと略)の城塞(La Citadelle、シタデル)をご紹介します。


これまでの日記はここに・・・

サンジャンPDP、フランス国鉄ローカル線の旅1
サンジャンPDP、フランス国鉄ローカル線の旅2
サンジャンPDP、ニーヴ川とそのほとり
サンジャンPDP、巡礼路


ラ・シタデル(La Citadelle、The citadel、城塞)は、町を見下ろして守護する城、要塞のことです。

この町のシタデルは、1625~1627年に、Pierre de Conty d'Argencour というフランス人の技師 によってつくられたもので、西側の壁は1540年または1550年につくられたとのこと。

その後何度か小さい増築が行われているそうです。

Wikipediaには、17世紀前半のひときわ優れた軍事建築として、良く保存されていている例と書かれています。

Wikipedia fr.


サンジャンPDP自体は、Imus Pyrenoeus という名前で、3世紀後半の古代ローマの旅行ガイド(Itinerarium Antonini)にも見られるぐらい古い町のようです。

以後、町の名前の変遷は次のとおり。

1154年 Saint-Jean est une jolie ville batie sur une eminence
1168年 Via Sancti-Johannis
12世紀 Johannes-de-Cisera
1234年 Sanctus-Johannes-sub-Pede-Portus
1253年 San-Juan-del-Pie-de-Puertos
1268年 Sant-Johan-deu-Pe-deu-Port
1274年 Sant-Johan-del-Pie-de-Puerto
1277年 Sant-Johan 及び Sant-Johans
1302年 Sanctus-Johannes-de-Pede-Portus
14世紀 Sainct-Jean-du-Pied-des-Ports
    及び Sainct-Jean-du-Pied-pres-des-Ports
1793年 Nive-Franche
1794年 Jean-Pied-de-Port

前にも書きましたが、Saint-Jean-Pied-de-Port の意味は、「ピレネーの麓の聖ヨハネ」="Saint-John at the foot of Pyrenee"です。辞書に依ればフランス語の"Port"にはピレネー山脈という意味もあるようです。英語のWikipediaには、その意味として"Saint-John at the foot of the mountain pass"と書かれています。



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これは前にも載せた、サンジャック門です。サンジャックはサンティアゴと同じ。町の北側、すなわちフランス側から入る門で、ユネスコ世界遺産「フランスにおけるサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路」の一部となっています。

城塞の壁は、町の壁につながっていて、町をぐるっと取り囲むような形になっています。

もちろん現在では、その街壁の外側にも広い町ができていて、おそらく人口の大部分は街壁の外に住んでいると思われます。


この門をくぐると、左側にシタデルへの階段があります。
シタデルへ入るメインの入口は別にあります。


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私はこういうのを見るとワクワクo(^-^)oして、上りたくなるんですが、私だけ?

左側のみたいに入口から覗いて奥のほうにまた構造物があると、余計にワクワクします。

ずっと登っていくと、シタデルがあります。


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左側にお城があり、右側には町やピレネーの山々を見ることができる、すばらしいテラス(Table d'Orientation)があります。

スロープを登って、左側を見ると・・・

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お城は現在、小学校か何かになっているようで、少なくともこの日は入口は閉ざされていました。


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テラスからピレネーの山々と、町を見たところです。町の大部分は上にも書いたように、街壁の外側にあります。

かえすがえすも天気が悪かったのが残念。
こればかりは、仕方がないのですが。。。


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これは城塞への、メインの入口で、城のほうを見上げたところです。

これを上っても、↑のテラスに行き着くことができます。
というか、ふつうの人はこちらから入ってくると思います(笑)


このスロープを下っていくと、先ほどのサンジャック門の付近に出て、Rue de La Citadelle (ラ・シタデル)と呼ばれる町を北から南へ縦断する急な坂道に出ます。


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右側がRue de La Citadelle。写真は前にもっと大きいのを載せてあります(日記)。これをずっと下っていくと、ノートルダム教会とノートルダム門があります。

教会の近くに左側の写真のような入口がありました。

わくわくo(^-^)oします。



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入っていくと、こんなふうな階段が延々と続いていました。


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けっこう階段長いです。


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こんな風景もみれました。


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やっと、シタデルが見えてきました。


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上のほうの写真の反対側に出てきたことになります。


もう少し上に行って、左側を見ると・・・

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右に見えるのは、先ほどのテラス(Table d'Orientation)です。

山肌を晴れ間から差し込む光が動いていくのが見えます。

かなり山奥なので、天候は変わりやすい。



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この壁のあたりに出てきたことになります。

真ん中の入口のところから入って、回り込んで城の反対側に行ってみました。


泥で足をとられそうなところをずっと歩いていくと・・・

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遠くにピレネー山脈が見えます。


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これは、シタデルの反対側の入口。

中はたぶん小学校か何かになっていて、子供が出入りしています。

こちらが正面として使われているようです。

このあたりには駐車場があって、送り迎えの親御さんのものと思われる車が何台か止まっていました。


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下校中の子供たち。


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真ん中に小さくサンジャック門が見えます。

サンジャック門から入らずに、壁に沿って下に行きます。


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これは駅の側の街壁。

駅から数分歩いて最初にたどり着くのが、この光景です。

右のほうにニーヴ川(La Nive)、左上のほうにシタデルがあるという位置関係。

街壁の上は歩くことができます。


道路から一段上がったところの左のほうにとがったアーチの入口がありますが、それがPorte de France(フランス門)。

ロケットの先みたいな形のとがったアーチは、オジーヴ(ogive)と呼ばれるもので(オジーヴ形の=ogival)、この町ではあちこちで見られました。





月の港ボルドー特集 小旅行・観光




コメント

その先がちょっと見えても、終着点が見えないと、どこまで続くのかなぁ
なんていう好奇心に駆られてしまう気持ち分かります。

地形的に起伏が激しそうなので途中でめげてしてまいそうです。

BlueBlueberryさん

こんにちは~、風邪はいかがですか?

知らないところ探検するの好きなんですよ~。とくにこんなふうな城って、階段が入り組んでたりして面白い。。
前にヨーロッパ旅行されたときにも、こんな感じのところ沢山歩かれたことでしょう。。

山城って、敵からの攻撃に備えて
見晴らしの良い所に建てるから
当たり前なんだけど

沖縄の世界遺産のお城に似ています
もう、こういう石作りの城壁しか無いのだけれど
やっぱりぐるぐる回って
ここに戻るのか!!見たいな感じ

そして最後には凄く眺めが良くて感動♪

どんな風に暮らしてたのか
想像するのが楽しいですね

桜さん、こんにちは

入り組んだ階段や通路をぐるぐる歩けるのって好きです。
デジカメで記録できてうれしい。

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