ボルドーのl'Ombriereでディナー 

中心地区のツーリスト・オフィスから少し歩くとグランド・シアターのあるコメディ広場に出ます。

20080305_grth1

グランド・シアターは一つの名所で、パリのオペラ座の手本になったらしいです。


上の方には紋章が…

20080305_grth2

ユリ(fleur de lis、フルール・ド・リ)は古くは純潔を表すマークで、その後広くヨーロッパの王家や貴族の紋章に見られます。ブルボン家の紋章にも三つのユリがあり、この紋章の上にあるゴージャスな王冠は国王か大公のものなので、この劇場の紋章は、ブルボン家のものと推察されます。フランス革命が1789年、グランド・シアターの建設が1773~1780年なので、それとも符合しますね。

前にヨーロッパに行ったときには、あまり紋章のことよく知らなかったのだけど、今回はある程度分かるので良かったです。


ボルドーに来て驚いたことの一つはこのトラム(Tram)…

20080305_grth3

実は日本のテレビ番組でさらっと見たことはあったのだけど、これほど意味のあるものとは思っていませんでした。

交通の便が良いのはもちろんですが、ものすごく静かなんです。
ぼんやり歩いていると、後ろから数メートル近くまで近づいていても気が付かないかもしれないぐらいです。実際には線路の上を歩いていたら、「カンカン」て、運転手さんが音を鳴らして教えてくれるから、ひかれることはないと思いますが、結構びっくりします。地元の住人も、やはり静かだから気が付かないことがあると言っていました。

この写真でも手前のカップルはもしかしたら気が付いていないかもしれないです。
そのぐらい静か。

中心地区は下から電気をとっていて、中心地区を出るところで、パンタグラフを上に上げて、上のケーブルから電気をとるようになります。中心地区では景観を壊さないようにということです。

このトラム、日本でも京都とかにほしいです。

京都はものすごく空気がわるい。場所にもよりますが、東京よりわるいぐらいです。あんなに文化財のあるところで、あの状況を放置してるなんて、罪ですよ。
ダメですね日本の政府って。。。
バスだけでも電気自動車にすればいいのに。


前にランチしたl'Ombriereに、今度はディナーに行ってみました。前にメニュー見たときに気になる料理がいくつかあったので…。

グランド・シアターのある広場から少し路地を入って歩くと、パールメント広場(place de parlement)に出ます。

20080305_lom01

近所の子供が遊んでいます。日本ではあまり見なくなった光景かもしれません。


店構え…

20080305_lom02

今度は一人で行ったので、良い角度を十分に練って写真をとることができました。
人が一緒だと気を使うから…。

いきなり、ジャポネがリピートなので、満面の笑顔で歓迎してくれました。


ディナーが食べられる時間になるまで10分ほどあるということで、アペレティフを勧められ…

20080305_lom03

lillet blanc (リレの白)。

セミヨン種主体の白ワインに、オレンジの風味をつけたリキュールで、ボルドーがオリジンみたいです。そして最近、007の映画に登場したということで、やたら人気なのだそうです。

知らなかった…。

6cl=60ml=60ccで、4.00ユーロでした。


20080305_lom04

今度は一人だったので、広場の見える席に座ってみました。


パン…

20080305_lom05

温めていないし、お世辞にも美味しいとはいえないのだけど、フランスの人はどう考えているのだろう。。

これは日本で言えば、刺身のツマなみの扱いかな…。

よく和食のご飯が主食に対して、パンが洋食の主食と言われたりするけど、あまり正しくはない。肉が主食ともいえるし、私はむしろジャガイモが主食ではないかと思う。あるいはヨーロッパには「主食」と位置づけられるものがないと言うのが一番厳密な意見かもしれない。

ともかく、パンというものの位置付けについては、日本人がご飯の代わりに思うようなものとは違う。やはり刺身のツマか、香の物か…。あるいは、水かお茶か…。日本の料理店でお茶は大抵フリーだけど、こちらに来てパン代を請求されたことはないから、そういう意味ではパンは日本でいうお茶の位置付けかもしれません。


赤ワイン…

20080305_lom06

こんなふうになみなみと注いでくれます…。

料理にあわせて何が良いか、私はいつもお店の人に聞きます。

ソムリエでもなんでもないので、知ったかぶりはしないのです。
もし仮にソムリエだとしても、お店にあるどんなワインが良いかは、お店の人のほうが良く知っているはず。


20080305_lom07

CHATEAU DU GRAVE
Appellation COTES DE BOURG Controlee

メドックだそうで、4.50ユーロです。

日本円で720円のグラスワインで、メドックのしかもAOCの格付けの中でも狭い範囲のものを出してくれるなんて、それだけでも感激なんですが、味も良かったです。わずかに苦味がありましたが、いい感じの甘さもあり、良いワインでした。渋みは中庸。


前菜(Entre)…

20080305_lom08

soupe de poisson
魚のスープ。

もっと澄んだかんじのスープを想定してて、外れは少ないだろうと思っていたのですが、出てきたのはこの写真のように、どろっとした感じのもの。郷土料理なのでしょうか?

かなり鰯みたいな魚臭さがありましたが、付いてきたチーズを混ぜ、クルトンを浮かべるとわりと旨かったです。
☆☆☆☆


20080305_lom09

外は少しずつ暗くなっています。



メインディッシュ…

20080305_lom10

Emince de Canard au poivre vert
グリーンペッパーで味付けした鴨の切り身

鴨肉はミディアムに焼いてもらいましたが、いくぶんパサパサになって硬くなっていました。
☆☆☆

しかし、付け合せのポテトや焼いたトマトが美味しかった。
どちらも☆☆☆☆

焼いたトマト

20080305_lom11

ポテト、トマトが日本のと種類が違うことは前にも書きました。

日本のトマトはサラダには向くけど、こういうふうに焼いても美味しくならないはず。


デザート…

20080305_lom12

Ile flottante(イル・フロッタント)
floating island、浮いている島
という名前です。

実はイル・フロッタント食べるのはじめて。
日本ではなかなか見ないし…。
なんでかなと地元の人に聞いたら、作るの面倒だからでは?ということでした。

卵白をあわ立てたもの(メレンゲ)を牛乳でゆで固めて、それをクレームアングレーズ(アングレーズソース)の海に浮かべ、キャラメルソースをかけるものです。

アングレーズソースは、卵黄、牛乳、砂糖なので、まさにミルクセーキみたいな味ですね。
アングレーズってイギリス風ってことです。


レシピ
レシピ
レシピ(アングレーズソース)


このお店はクレムブリュレが美味しかったので、きっとイル・フロッタントも美味しいに違いないと思い注文してみました。


20080305_lom13

なかなかきれいでしょう。
でも、写真ではよくわからないのだけど、器がぴっかぴかではなかったな…。
そのあたり日本とはちょっと違う。

味のほうは想像通りの味でした。
☆☆☆++

メレンゲがふわふわってしてました。
ただ個人的好みからはアングレーズソースが少し甘すぎだった。
多分普通の範囲に入る甘さなので、あくまでも個人的好み。


イル・フロッタントも、「すごく美味しかった。日本では食べられない味だった。」というようなことが書かれているのをどこかで見かけたような気がするのだけど、そこまでのものではなく、シンプルな普通のデザートというかんじです。

外国で食べると美味しく感じるのか、はたまた日本に戻ると思い出が美化されるのか。。

よくブログとかでも、やたら宣伝みたいにして誇張するのも見かけるけど、私のセンスにはないな。

それに「あれは食べたものにしかわからない」とか「行ったことのある人にしかわからない」とか書いてるのも見かけるけど、それを人に読ませてどうするつもりなのかな?と思う。


さて。。

以上のコースは13.5ユーロでした。それにアペリティフ4ユーロに、赤ワイン4.5ユーロにエスプレッソ1.9ユーロ。合計で23.9ユーロ。約3824円。

レシートが見当たらないのですが、なんかもっと安かったような…。

まさかアペレティフはサービス? たぶん打ち間違いかも?
次に行ったときに余分に請求されたりして(^^;)

セットにして割安になるのは、ボルドーも日本と一緒みたいです。
場所が違っても似たような物事があるのは面白いものですね。


今回のお気に入り度は

☆☆☆++

でした。

アペレティフが(普通ないと思うけど)まじでサービスとしたら、☆4はいける(笑)



帰りはもう真っ暗でした…

20080305_lom14

これはブルス広場といって、ボルドーで一番美しいところと言われているようです。


20080305_lom15

これは目抜き通りですが、9時ぐらいなのに、お店は大体閉まっていました。
日本でも洋品店とかは早じまりだから同じようなものか。






コメント

Re:ボルドーのl'Ombriereでディナー(03/13)

なんともいい記事でした。ランチに行った海外のお店に今度はディナーでリピート。素敵。お店の方もそれは喜ぶでしょうね。

その魚介のスープ、私がお気に入りの名古屋のフレンチでよく頂くんですよ。本物だ~って感激しました。



ワインがいっぱいそそがれてて日本とは違っていいですね。フランスは水よりワインのが安いとかずちゃんが言ってました。日本もそれくらい継いでくれないかな(笑)

これだけ食べて4000円弱って安いですね~~

Re[1]:ボルドーのl'Ombriereでディナー(03/13)

☆rokogirl☆さん

>なんともいい記事でした。



ありがとうございます(^^ )



>その魚介のスープ、私がお気に入りの名古屋のフレンチでよく頂くんですよ。本物だ~って感激しました。



日本でもあるんですね。。

私はこのタイプは始めて食べました。



>ワインがいっぱいそそがれてて日本とは違っていいですね。フランスは水よりワインのが安いとかずちゃんが言ってました。日本もそれくらい継いでくれないかな(笑)



そうですね。。それは昔からよく言われることなのだけど、ミネラルウォーターの小さいペットボトルと、普通の720mlのワインの一番安いのと比べたら、多分ワインのが安いと思います。



さすがにAOCワインとかだと、もっと高くなりますが、それでも日本で買うのよりだいぶ安いです。↑のはAOCワインでも狭い地域の分類のなので、日本だと同じふうにフレンチのお店ではグラスワインにはしないで、ボトルでしか飲めないと思います。日本ではテーブルワインの格付けのをグラスワインにして、それで600~800円とかとるので。



>これだけ食べて4000円弱って安いですね~~



そうですね。。ワインまでひっくるめてディナーでということを考えると、若干日本より安かったかも。



でもワインとチーズ以外は、かなり痛い感じします。。(>_<)



最初の数日はよかったのだけど、最近だんだんユーロ高がボディブローのように効いてきて、う~んてかんじです。駅のスタンドみたいなところで、軽くちゃちゃって食べても、9ユーロ=1440円ぐらいかかるとか、屋台の売店のサンドイッチが大きいのはいいけど、4ユーロ=640円ぐらい。大体彼らの金銭感覚は多分1ユーロが日本人の100円ぐらいだと思う。為替レートは160円ぐらいだけど。。

長期滞在ならではですね

同じお店に行けるなんて

しかも覚えて貰えて良いですね

どのメニューが気になっていたのですか?

イル・フロッタントは作った事があります

本には牛乳で煮るなんて書いてありませんでした

メレンゲを鍋のお湯に、スプーンで丸めて、お風呂に入れるみたいにして茹でました

あんまり美味しくはなかった気がします

でも牛乳で煮れば美味しいのかも

カラメルもかけなかったし

時間に追われる事なくおフランスを堪能されているご様子羨ましいです

レストランから夕景を眺めるなんてなんて贅沢

  • [2008/03/18 13:45]
  • URL |
  • リレ ブラン飲みたい桜
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

Re:長期滞在ならではですね(03/13)

リレ ブラン飲みたい桜さん



1ヵ月ぐらいなので長期というわけでもないのですけどね。。。

美味しかったお店にリピートするか、それとも新しいお店で好奇心を満たすか、いつも迷ってしまいます。

日本でも。。



コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://daydiamond.blog45.fc2.com/tb.php/1636-fe2da1f9